ブルガリアヨーグルトに使われている乳酸菌の種類は何?効果と特徴まとめ

ブルガリアヨーグルトに使われている乳酸菌の種類は何?

ヨーグルトに使われている乳酸菌は全て同じだと思っていませんか?
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を加えることで乳酸発酵が進み、固まっていきますが、どの菌種を使用するかによって風味などに特徴が出てきます。

ブルガリアヨーグルトは、その名前の通りブルガリアの菌種を使用しているヨーグルトです。
ブルガリアを含めて、バルカン半島はヨーグルト発祥の地とも言われていますが、ヨーグルトの起源については諸説あります。

ヨーグルトの発祥地候補でもあるブルガリアでは、ブルガリア菌とサーモフィラス(サーモフィリス)菌の2種類の菌の発酵によってヨーグルトを生成しています。

この2種類の菌を必ず使用しなければいけないというのが、コーデックス(国際的な食品規格)によって決められていました。
※現在では、より広い菌種へと範囲が拡大されています。

日本においてヨーグルトに使用される菌種には指定はありませんが、明治乳業から販売されている明治ブルガリアヨーグルトはブルガリアより国名の使用許可を受け、本場ブルガリアの菌を使用してヨーグルトが作られています。

明治ブルガリアヨーグルトの菌種と特徴

明治ブルガリアヨーグルトには、次の菌が使われています。

  • ラクトバチルス・ブルガリカス(桿菌)
  • ストレプトコッカス・サーモフィラス(球菌)

菌は様々な分類方法があり、菌の形状によって分類すると丸い形をした球菌と、長い棒状の形の桿菌の2つになります。
人の腸内には、非常に数多くの種類の細菌が住み着いていますが、良好な状態の腸内環境を維持するには、腸内細菌の多様性が鍵になります。

食べ物が肉中心などに偏ると、それらの栄養を好物とする菌のみが住みやすい環境になり、菌の種類が減少してしまいます。
乳酸菌やビフィズス菌は食物繊維を好むため、野菜をしっかりと食べましょう。

それに加えて、ブルガリアヨーグルトのように複数の乳酸菌が含まれている食品を継続してとることも重要となります。

明治ブルガリアヨーグルトのLB81とは何?

明治ブルガリアヨーグルトに記載されているLB81は、使用されている乳酸菌をの菌株番号を示したものです。
LBとは、乳酸菌を意味するLactic Acid Bacteriaの略です。

菌は菌株という単位で管理されています。
8は、ブルガリア菌2038株、1はサーモフィラス菌1131株のそれぞれの最後の番号を組み合わせたものです。

ブルガリアヨーグルトの効果と特徴

ヨーグルトは、お腹の調子を整えるとよく言われていますが、実際の働くは菌によって異なるので注意が必要です。
例えば、明治ブルガリアヨーグルトに使用されているLB81は、特定保健用食品の表示を認可されているため、次のような記載ができます。

  • 腸内細菌のバランスを整える
  • お腹の調子を良好に保つ

乳酸菌LB81の研究結果

明治ヨーグルトライブラリーには、乳酸菌LB81を使用したヨーグルトに関する研究結果がまとめられています。
乳酸菌LB81を含んだヨーグルツトを続けて食べることで、悪玉菌が減少し、善玉菌が増え腸内環境が良い状態になったという報告があります。
また、実験期間中の便の状態や、排便回数も正常であったそうです。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境にとっては良いものですが、より健康を意識するなら乳酸菌LB81のように特定保健用食品の許可を受けている商品を選ぶと良いでしょう。

ブルガリアヨーグルトの乳酸菌の種類のまとめ

ブルガリアヨーグルトは、ブルガリア菌とサーモフィラス菌の2種類の乳酸菌を使用して乳酸発酵が行われています。
国際的な食品規格であるコーデックスにおいて、ヨーグルトはこの2種類の菌を用いて作るとされていましたが、現在では様々な乳酸菌を用いてヨーグルトが作られていることを受けて、菌種が拡大されています。

ブルガリアヨーグルトは酸味が特徴ですが、健康への効果としてはお腹の調子を整える働きをするという研究結果もあります。

ただし、腸内環境への効果は継続して摂取しなければいけないという報告もあるので、毎日適切な量を食べるのが良いでしょう。
乳酸菌だけを摂取するのであれば、乳酸菌サプリなども多くの種類が販売されているので、それらで補うこともできます。

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