乳酸菌を含んだヨーグルトと、桂皮とも呼ばれ生薬にも用いられるシナモンは組み合わせると腸や肌にも良いんです。
シナモンを苦手に感じている人も、ヨーグルトと組み合わせて食べれば独特の風味を抑えることができます。
ただし、シナモンは取りすぎると良くないとも言われているため、適量を知ることが非常に重要になります。
この記事では、シナモンヨーグルトの健康への効果、作り方、シナモンの適量について説明していきます。
シナモンヨーグルトとは何?
シナモンヨーグルトとはその名前の通り、ヨーグルトにシナモンを加えたものです。
ヨーグルトの上にシナモンをかけても良いですし、かけた後に混ぜ合わせても問題ありません。
シナモンが苦手な人は、かける量を調整しても良いですが、かけすぎには注意しましょう。
シナモンヨーグルトの作り方
作り方というほどのものではありませんが、まずは材料。
- ヨーグルト・・・100g
- シナモンパウダー・・・小さじ1杯
- お好みで砂糖やはちみつ・・・適量
ヨーグルトはプレーンでも、加糖タイプでも良いです。
加糖タイプを使う場合には、砂糖やはちみつは避けましょう。
シナモンは、スーパーなどで購入できる瓶に入ったパウダータイプのもので構いません。
ヨーグルトや砂糖、はちみつの量は好みで調整しても良いですが、重要なのがシナモンの量です。
シナモンの取りすぎは危険?シナモンの1日の摂取量
シナモンは様々な料理で使用されるスパイスですが、1日にたくさん摂ってしまうと体に不調をきたす危険性があります。
シナモンの1日の適量は、小さじ1杯程度と言われています。
シナモンにはクマリンという香り成分が含まれており、このクマリンを過剰摂取すると肝機能に障害が出るという報告があります。
しかし、このクマリンという成分は、シナモンの種類によっても含有されている量が違います。
シナモンには、大きく分けるとセイロンシナモンとカシアという2種類があり、クマリンの含有量はカシアの方が圧倒的に多いのです。
そのため、使用されているシナモンがどちらかにもよるのですが、市販のシナモンパウダーであれば1日あたり小さじ1杯程度であれば問題ないと考えられます。
クマリンの摂取量については、次のような報告がされています。
シナモン含有食品中のクマリンによる消費者への健康リスクを評価し、耐容一日摂取量(TDI)を設定した。TDI:0.1mg/kg体重(欧州食品安全機関(EFSA)設定のTDIと同値)
シナモンヨーグルトの効果は?
男性も女性も、ダイエットを意識している人は少なくありません。
体重の減らない原因は、便秘などで体に不要なものを溜め込む体質になっている、基礎代謝が落ちてエネルギーの消費量が少なくなっているなどが考えられます。
もちろん、健康的な体づくりには、適度な運動や、規則正しい生活習慣を作ることは欠かせませんが、シナモンヨーグルトはその一部を手助けしてくれるのです。
シナモンの腸や肌への効果は?
シナモンは、様々な健康への効果が期待されています。
例えば、シナモンには毛細血管を育てる、修復するのを手助けしてくれます。
冷え性などは血流の滞りが原因の1つですが、運動不足やストレスの多い状態が続くと毛細血管の機能が徐々に弱まり、栄養を血流に乗せて体の隅々まで運ぶことができなくなると言われています。
シナモンは、血管を拡張する働きが期待できるので、肌だけでなく、髪へも栄養を届ける手助けをしてくれます。
ヨーグルトの腸や肌への効果は?
ヨーグルトには、乳酸菌が含まれています。
人の腸には数え切れないほどの菌が住んでいますが、それらは善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分類できます。
悪玉菌が増えると、体の中で腐敗ガスがたまってしまいます。
乳酸菌は、善玉菌を増やして悪玉菌の働きを抑えてくれるため、腸内環境を整えて、体に不要なものを便として体外に排出するのを手伝います。
不要なものを溜め込む便秘はダイエットの天敵にもなりますし、便秘が長いと腐敗ガスが発生して血流に乗って運ばれるため肌にも悪影響なのです。