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ヨーグルトは口臭予防に効果ある?
歯をしっかりと磨いているのに、時間が経つと口臭が気になる。
口臭は歯磨きだけでは予防できません。
実は、口臭の原因は必ずしも口の中だけにあるとは限らないからです。
そんな方におすすめなのがヨーグルトです。
ヨーグルトがなぜ口臭予防におすすめなのか、そもそも口臭の原因は何か、口臭予防におすすめの食べ物について説明していきます。
口臭の原因は何?口臭ケアのポイントは?
まずは、口臭の原因について見ていきましょう。
口臭の原因は主に、菌の繁殖によるものです。
しっかりと歯を磨いていても、次のような場合には菌が繁殖してしまいます。
・歯周病や虫歯
歯周ポケットや虫歯でできたスペースにも菌が潜伏します。
食べカスなどを餌に菌が繁殖してしまうと、口臭が発生しやすくなります。
タフトや歯間ブラシを使って、細かいところまでしっかりと磨くようにしましょう。
また、歯周病や虫歯の場合には、専門医の治療を受けるのが良いでしょう。
・唾液の減少
加齢とともに、口内の唾液分泌量が減少していくと言われています。
唾液は口内の菌を殺菌する作用があるので、唾液の減少は口臭につながります。
ガムをかんだり、食事でしっかりと噛む癖をつけることで唾液の分泌を促すことができます。
・腸内環境の乱れ
歯垢のみがき残しや唾液の減少のほかに、実は腸内環境の乱れも口臭の原因の1つになります。
腸内には様々な細菌が住んでおり、良い働きをする善玉菌もいますが、代謝で腐敗物を作り出す悪玉菌もいます。
この善玉菌と悪玉菌のバランスが重要で、悪玉菌が増えすぎるとアンモニアの悪臭の原因となるガスが血液などによって運ばれ、口臭や体臭の原因になるのです。
これを防ぐには、腸内細菌を善玉菌優勢にする必要があります。
ビフィズス菌や乳酸菌を継続的に摂取して、腸内環境を整えましょう。
ヨーグルトが口臭予防に効果的な理由は?
ヨーグルトにはビフィズス菌や乳酸菌が含まれています。
これらは善玉菌の代表的なもので、継続的に食べ続けることで、腸内フローラの改善が期待できます。
効果的に善玉菌を増やすには、善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維も一緒に摂るのがおすすめです。
ヨーグルトが口臭予防に良いと言っても、食べ過ぎには注意しましょう。
特にプレーンヨーグルトではない場合には、虫歯の原因にもなりかねません。
口臭予防に効果的な食材は何?
ヨーグルト以外にも口臭予防のために、摂りたい食品があります。
代表的なものとしては緑茶です。緑茶には抗菌作用のあるカテキンが入っているので、口臭対策になると言われています。
また紅茶やなた豆茶にも口臭を予防する効果が期待できます。
その他にも、食物繊維を多く含む生野菜や、唾液の分泌を促進するフルーツなどがおすすめです。
乳酸菌サプリメントでも口臭予防になる?
腸内環境を改善する目的であれば、ヨーグルトを食べなくても乳酸菌サプリでも大丈夫です。
最近ではLS1と言う歯周病の原因菌を抑制する乳酸菌も注目されています。
乳酸菌サプリメントを選ぶなら、生きたまま腸まで届くものを選ぶのが良いでしょう。