ホットヨーグルトはいつ食べるのが良い?
ヨーグルトはカルシウムなどの栄養素に加えて、乳酸菌やビフィズス菌などの菌を含んでいてダイエット中の方にもオススメの食品です。
ホットヨーグルトとは、冷たいヨーグルトを電子レンジで人肌程度に温めたヨーグルトのことです。
場ただ温めるだけではなく、オリーブオイルやトマトジュースなどを加えたレシピなどもあります。
少し温めることで体を冷やすことなくお腹に優しい、乳酸菌が活発になるなどのメリットがあります。
そんなホットヨーグルトですが、食べる時間帯によってメリットが違うと言われています。
ホットヨーグルトを夜に食べるメリット
夜は腸にとってもゴールデンタイムと言われています。肌のゴールデンタイムと同じように夜10時から深夜2時くらいの間には、腸の消化・吸収の働きが活発になります。
そのゴールデンタイムの前にヨーグルトを食べることで、ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの善玉菌が腸の働きをより高めることを期待できます。
ただし、単に夜にホットヨーグルトを食べれば良いというわけではなく、しっかりと睡眠をとることが重要です。
ゴールデンタイムは、成長ホルモンが出やすい時間帯でもあり、その時間帯にしっかりと休息を取っていることで分泌されたホルモンが筋肉や骨の成長、代謝の促進、老化防止などの役割を担ってくれます。
夜にホットヨーグルト食べる時の注意点
睡眠時間をしっかりととること以外にも、夜にホットヨーグルトを食べる上での注意点があります。
まずは、夜でも寝る3時間前には夕食を食べ終わるということです。
食後3時間程度は腸が消化などを行う時間帯なので、寝る直前に食事をしてしまうと未消化のままになってしまいます。
胃に食事が残っていると、寝ていても腸は起きて活動している状態になります。
そうなると胃は消化活動を行い、十分に体全体が休息できない可能性が出てきます。
また、食後すぐ寝てしまうと食事によって摂取したエネルギーが消費されずに体内に溜まってしまいます。
ホットヨーグルトを夜に食べる際も、夕食と睡眠との間隔は十分に開けるようにしましょう。
食後に眠くなる理由
食事をした後に睡魔に襲われるのは正常な体の反応です。
食後には胃の消化活動を促進するレプチンと言うホルモンが脂肪細胞から分泌されます。
レプチンは満腹感を満たすホルモンでもあるので、レプチンが分泌されることで満腹中枢が刺激されて食欲が抑えられます。
またレプチンには、眠気を誘う働きがあります。
そのため、食後には分泌されたレプチンが満腹感とともに眠気を引き起こすのです。
ホットヨーグルトは朝食べても良いの?
夜には腸のゴールデンタイムがありますが、ホットヨーグルトは絶対に夜食べた方が良いというわけではありません。
ホットヨーグルトは朝食べても十分メリットがあります。
例えば朝は忙しくて朝食を抜きがちという方も、ホットヨーグルトなら作る手間も食べる時間も短くてすみます。
朝食でしっかりとエネルギーをとることは大切です。
朝食の習慣がないという方もホットヨーグルトから朝食の習慣をつけてみてはどうでしょうか。
ホットヨーグルトは食前?食後?
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内フローラを善玉菌優勢の状態にしてくれる効果が期待できます。
しかし乳酸菌は熱や酸に弱いと言う弱点があります。
そのため、ヨーグルトを食べても乳酸菌は胃酸や胆汁酸で生きて腸まで届くのは難しいと言われています。
できるだけ生きた状態で腸に届くようにするには胃酸の影響を少なくしたり、生きて腸まで届きやすい乳酸菌を摂取するなどの工夫が必要です。
食前にヨーグルトを食べると胃酸の影響が強いため、乳酸菌は生きた状態では腸に届きにくいと言われています。
だから、ヨーグルトは食後にとる方が良いでしょう。