何度目だ!?ヨーグルトメーカーのスイッチ入れ忘れで長時間放置!食べずに捨てるべき?

自宅でヨーグルトメーカーを使っているかたにとってはあるあるだと思いますが、牛乳とタネ菌を混ぜて機械にセットしたのに押し忘れてしまったことありませんか?

ちょうど朝起きる時間くらいにできあがるようにと思って、準備だけしておくとすっかり忘れて布団に入ってしまった。
そんな経験が誰しもあるはずです。

セットしたらすぐにスタートボタンを押せば良いのですが、忘れないだろうという自信がどこかから湧いてきてしまうものです(笑)

そして、今回の記事のテーマが「スイッチを入れ忘れて長時間放置してしまった牛乳は捨てるべきか」ということです。

危ないからと考えてバッサリと捨てられるかたもいるでしょうが、ちょっとくらい放置してしまっても大丈夫だよね?とそのまま気が付いたタイミングで電源を入れるかたもいるでしょう。

ヨーグルトメーカーのスイッチを入れ忘れたら捨てるのがベター?

スイッチを入れ忘れてしまった場合に牛乳とヨーグルトのタネ菌を捨てるべきかはケースバイケースです。

そのため、基本的には安全策として捨ててしまうのがベターだと思います。
雑菌が繁殖してしまっていると食あたりなどでお腹を壊すなどの危険性が考えられます。

ただ、寒い時期であれば多少スタートボタンが押すのが遅れても大きな問題はないでしょう。
もちろん、試してみるかたは自己責任でお願いします!

この記事では、スタートボタンを押し忘れたときに雑菌が繁殖してしまいやすい条件、悪くなっているかを確認する方法、スイッチを入れるのを忘れないための工夫、できあがった後なら放置しても大丈夫なのかなどについて説明していきます。

自家製ヨーグルトで雑菌が繁殖してしまいやすい3つの条件

ヨーグルトは牛乳を乳酸菌という菌が発酵させることでできます。
乳酸菌が正常に働くと酸性のなっていくので、他の雑菌は繁殖しにくい環境となるのです。

ただ、ヨーグルトメーカーのスイッチを入れて温度を上げないと、乳酸菌は発酵できないので、別の雑菌が先に増えていってしまう可能性があります。

雑菌が繁殖しやすい環境は次の3パターンです。

①利用した容器などの煮沸消毒が不十分だった

自家製のヨーグルト作りには雑菌は天敵なので、牛乳パックではなく、容器を利用する場合には煮沸消毒をしてから使います。

お湯の温度が低く十分に煮沸消毒ができていないと雑菌が残っており、通常よりも増えやすい環境にあるのです。

また、牛乳を注ぐ容器だけでなく、かき混ぜるスプーンも一緒に消毒しましょう。
牛乳パックを利用するタイプのヨーグルトメーカーでもスプーンを使ってタネ菌(市販のヨーグルトなど)を入れ、牛乳と混ぜ合わせるため、煮沸が不十分だとそこで雑菌が入り込んでしまいます。

後、ヨーグルトメーカーに触る前にはしっかりと手を洗うというのも重要です。

詳しい熱湯での殺菌方法については、「【ヨーグルトメーカー】容器やスプーンの正しい熱湯消毒の方法|電子レンジOK?」で説明しています。

②牛乳を温めていて雑菌が繁殖しやすい環境だった

雑菌にも色々な種類があり、温度によって繁殖しやすいものとそうでないものがでてきます。

上手に乳酸菌を発酵させるためには使用する牛乳を人肌の40℃くらいまで温めておくのがポイントですが、25℃〜40℃くらいというのは雑菌にとっても好ましい温度なのです。

40℃のままヨーグルトメーカーが温度をキープしてくれればどんどん乳酸菌が増えて雑菌の繁殖を抑制してくれますが、それ以下の温度では乳酸菌の働きは鈍り、雑菌が活発になってしまいます。

つまり、一度温めた牛乳というのは悪くなりやすいということです。

③室温が高く常温でも牛乳が悪くなりそうだった

牛乳の温度は室温に影響されるので、気温が高い夏場や、暖房をガンガン効かせている室内の方が悪くなりやすいのです。

そのため、夏場で熱帯夜だったりするとヨーグルトメーカーに入れっぱなしで放置してしまうと、牛乳は悪くなっている可能性大です!

ヨーグルトメーカーの中に入れてフタをしておけば多少は外の気温の影響を受けにくいかもしれませんが、夏場は確認せずに捨ててしまっても良いと思います。

見た目は大丈夫そうでも、雑菌が繁殖してしまっているかもしれません。
ただ、タネ菌の中にはヨーグルトメーカーを使わなくても25℃前後で発酵できる種類もあります。

ヨーグルトメーカーなしでも発酵できるタネ菌の種類

一般的なブルガリアヨーグルトは40℃が発酵に適した温度だと言われています。
そのため、ヨーグルトメーカーなどを使ってちょうど良い温度を保つ必要があるのですが、中には25℃くらいの常温でも発酵できる種類もあるのです。

例えば、カスピ海ヨーグルトは25~27℃くらいの室温があれば発酵することができます。
他にもケフィアであれば25℃くらいの温度で発酵を始めていくのです。

ヨーグルトメーカーのスイッチを入れ忘れた牛乳が悪くなっているかを確かめる方法

本格的に調べるのであればサンプルを採取して調査しなくてはいけませんが、かんたんなのは匂いと見た目です。

普通の牛乳、いつものヨーグルトと少しでも違う感じがあれば捨ててしまった方が安全です。
ただ、匂いと見た目に異常があればアウトですが、異常がなければセーフというわけではありません。

食べてしまった後にお腹を壊して気がつくというのは避けたいですよね。
気温が低い秋や冬であれば一晩(7~8時間)くらいであれば大丈夫かもしれませんが、心配なかた、お腹が弱いかたは食べずに捨ててしまった方が良いでしょう。

ヨーグルトメーカーのスイッチを入れ忘れを防止する方法

一番かんたんな防止策はタネ菌をセットしたらすぐにスタートボタンを押すことです。
準備だけして寝る前にボタンを押そうと思っていると、どうしても忘れてしまうことがあります。

次に説明をしていきますが、ヨーグルトであれば一度乳酸菌が増えて固まっていけば、その後に多少放置する分には問題ありません。

できあがる前に時間が経ってしまう方が危険なので、セットしたらスタートボタンを押すことを癖にしましょう。

できあがった自家製ヨーグルトは冷蔵庫に入れずに放置しても大丈夫?

ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作ったら、基本的にはできあがったらすぐに冷蔵庫へ移してください。

市販されているヨーグルトを見れば分かりますが、保存方法は「要冷蔵」です。
自家製ヨーグルトなら封も開いている状態なので、長くは放置しない方が良いでしょう。

ただ、乳酸菌が増えてしっかりと固まっていれば、他の雑菌が繁殖するリスクは少なくなっています。
そのため、夏場の猛暑日に長時間放置するようなことがなければ、ちょっとくらい冷蔵庫へ移動するのが遅れても大丈夫でしょう。

ヨーグルトメーカーで設定した時間が経っても、中の乳酸菌は発酵を続けてくれます。
タイマーは鳴ったけどまだ柔らかいという場合には少し時間を置いておけば、乳酸菌が増えていき、よりしっかりとしたヨーグルトを作ってくれるのです。

ただし、乳酸発酵が進みすぎると酸味も出てくれるので注意しましょう。

まとめ:ヨーグルトメーカーのスイッチをいれ忘れたら捨てるのがベター!匂いと見た目でチェック

結局は、牛乳の中で雑菌が繁殖してしまっているかどうかなので、ヨーグルトメーカーのスタートボタンを押し忘れて放置してしまったときは安全策で捨てるのがベターです。

匂いや見た目に異常があれば完全にアウトですが、変化がなくても悪くなっている可能性はあります。

冬場なら雑菌も繁殖しにくいかもしれませんが、先に牛乳を温めてしまっていた場合には繁殖しているかもしれません。

もし、大丈夫だと判断してそのまま食べる場合でも自己責任でお願いします。

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