【ヨーグルト別】失敗しないヨーグルトメーカーの温度・時間設定の早見表

ヨーグルトメーカーを使った調理でもっとも重要なのは「温度」と「時間」と言っても過言ではありません。

ヨーグルトを作る場合には、温度が低すぎると乳酸菌が発酵しませんし、反対に温度が高すぎると菌が死滅したり、動けなくなったりしてしまうのです。

また、ヨーグルトは使用する菌によって、発酵する温度が異なるので、作るヨーグルトの種類によっても時間を調整する必要があります。

最近のヨーグルトメーカーでは、ヨーグルト以外にも色々な料理が作れるので、種類別にヨーグルトの発酵時間と温度の目安だけでなく、甘酒やローストビーフなどの料理の設定方法についても説明していきます。

【ヨーグルトメーカー】温度・時間設定の早見表

料理別:ヨーグルトメーカーの温度・時間設定の目安
料理名 温度の目安 時間の目安
一般的なヨーグルト 40℃ 7~8時間
カスピ海ヨーグルト 25~27℃ 7~8時間
豆乳ヨーグルト 40℃ 7~8時間
ケフィア 25~27℃ 24~36時間
甘酒 60℃ 6~10時間
塩麹 60℃ 6時間
ローストビーフ 60~62℃ 3時間
温泉卵 65℃  30分

ブルガリアヨーグルトなどは40℃で7〜8時間

ブルガリアヨーグルトなどの一般的なタイプであれば、ヨーグルトメーカーの設定は40℃で7~8時間程度にします。

ヨーグルトメーカーを利用することで外気温の影響を受けにくくなりますが、冬などの寒い季節で固まりが悪いという場合には温度を1~2℃上げる、発酵時間を少しだけ伸ばして調整しましょう。

ただし、温度を上げすぎると乳酸菌は生きていくことができませんし、発酵時間が長すぎる(過発酵)と酸味が強くなるので注意してください。

カスピ海ヨーグルトは25~27℃で7〜8時間

カスピ海ヨーグルトの場合には、25~27℃で7〜8時間の発酵でOKです。
通常の菌よりも発酵できる温度が低いので、ヨーグルトメーカーがなくても作ることができます。

ただ、日本では気温が上がる夏くらいしか難しい上に、必要な温度よりも低くなったり、高くなったりすると失敗してしまいます。

ヨーグルトメーカーを利用すれば、カスピ海ヨーグルトも1年を通して自宅で作ることができるのです。

ケフィアヨーグルトは25~27℃で24〜36時間

ケフィアはヨーグルトと違い、乳酸菌だけでなく、酵母の力も使って発酵します。
発酵に必要な温度はカスピ海ヨーグルトと同じく25~27℃ですが、発酵には丸1日くらいはかかってしまうのです。

夏場などの温度が高い時期であれば牛乳パックとタネ菌だけでも作ることが可能ですが、発酵時間が長いので外気温による影響も受けやすいと言えます。

ただ、乳酸菌+酵母の複数の成分を取ることができますし、ヨーグルトとは少し違った風味なのでチャレンジしてみても面白いと思います。

甘酒は60℃で6~10時間

ヨーグルトの発酵では、60℃まで温度を上げてしまうと乳酸菌が弱ってしまい発酵することができません。

そのため、ヨーグルト専用のメーカーの場合には、そもそも60℃という温度設定ができない場合もあるので注意しましょう。

ヨーグルト以外の料理も作れるモデルであれば、付属の容器などを利用して60℃で6~10時間の設定で甘酒を作ることができます。

塩麹は60℃で6時間

一時期、かなりブームになった塩麹や醤油麹も甘酒とだいたい同じ設定で作ることができます。

発酵させる時間は6時間くらいで十分なので、半日もかからずに作れるのもありがたいですよね。
お昼前に作り出せば、晩ご飯で塩麹を使うこともできちゃいます!

ローストビーフは60~62℃で3時間

低温調理といえば「ローストビーフを手軽に作りたかった」というかたも多いのではないでしょうか?

ローストビーフはヨーグルトメーカーの設定を60~62℃にして、約3時間で完成します。
牛肉以外でも、鶏肉を使ってサラダチキンを作る場合でも同様の温度と時間設定でOK!

このあたりをパパッと作れるようになると、食卓がかなり豊かになると思います。

温泉卵は65℃で30分

ヨーグルトメーカーで短時間で調理できるのが温泉卵です。
65℃に設定をして30分くらいでできあがるので、手際よくセットすれば朝ごはんにも活用できちゃいます。

温泉卵専用のメーカーもありますが、温泉卵だけだと飽きて使わなくなる可能性が高いです!
私の実家はそうでした(笑)

ヨーグルトメーカーなら、温泉卵だけでなく、ヨーグルト、ローストビーフなんかも作れて料理の幅が広がりますよ。

まとめ:温度・時間設定ができるヨーグルトメーカーで色々な料理を作ろう

ヨーグルトメーカーには、単一の温度・時間設定しかできないモデルもあります。
低価格で、機能もシンプルなので使いやすいというメリットはありますが、ただのヨーグルト以外にも、カスピ海ヨーグルト、ケフィア、ローストビーフや甘酒なども作りたいというかたはより多機能なモデルがおすすめ!

ネットで検索するとけっこうな数のヨーグルトメーカーを活用したレシピも見つかります。
ヨーグルトメーカーは、ヨーグルトに限らず、他の調理でも温度と時間の設定が上手に作るための鍵です。

まずは基本通りの設定で作ってみて、それから好みや季節などに応じて調整していくと失敗なく作れるでしょう。

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