ケフィアヨーグルトはコンビニでも買える?自宅での作り方は?

ケフィアヨーグルトはコンビニでも買える?

ケフィアは牛乳を乳酸菌と酵母が発酵することで作り出す乳製品です。

ヨーグルトと同様に、お腹を調子を整えたい方におすすめで、腸内環境を整えることは肌の調子をよくしたり、ダイエットをしたい方にケフィアの効果は注目されています。
しかし、ケフィアヨーグルトは、コンビニで買うことができません。そのため、ケフィアの種菌などを使用して自家製ケフィアを作るのが一般的です。

今回は、ケフィアがコンビニなどで市販されない理由に加えて、ケフィアヨーグルトの作り方についても説明していきます。

ケフィアヨーグルトがコンビニで買えない理由は?

ヨーグルトにはブルガリアヨーグルト、カスピ海ヨーグルト、ギリシャヨーグルトなど様々な種類がありますが、それらはどれもスーパーなどで市販されています。

しかし、ケフィアヨーグルトは市販されていないので、コンビニ、スーパーでの購入ができません。
その理由は、ケフィアが乳酸菌と酵母の複合発酵であるという点です。

通常のヨーグルトは、乳酸菌が牛乳を乳酸発酵させることで作り出します。
その発酵の過程で、大量の乳酸ができます。

一方で、ケフィアは乳酸菌と酵母の発酵によって、乳酸だけでなく、炭酸やアルコールなどもできます。
そのため、密閉された容器にケフィアを入れてしまうと、発酵の過程で生み出される炭酸で容器が膨れ上がり、場合によっては破裂する可能性があります。

だから、ケフィアはコンビニなどで購入できるような形では販売されていないのです。

ケフィアヨーグルトと普通のヨーグルトの違いは?

ケフィアもヨーグルトも、牛乳などを発酵させた食品です。

ヨーグルトは乳酸菌による発酵の一方で、ケフィアは乳酸菌と酵母の複合発酵です。
乳酸菌は、ブドウ糖などの糖質をエサに代謝活動を行い、乳酸を作り出します。

一方で、ケフィアはラクトバチルスなどの乳酸菌に加えて、サッカロマイセス属などの酵母が発酵を行います。
酵母とは、微生物の塊で糖分をアルコールに変える働きを持っています。

ただし、ケフィアに含まれるアルコールは1%未満であるため、アルコールが得意でない人、子どもでも問題なく食べることができます。

また、酵母は、たんぱく質やビタミンなどを含み栄養価が高いと言えます。

加えて、ヨーグルトにあるような酸っぱさはなく、酸味を抑えた食べやすい風味となっています。

酵母と酵素は別のもの?

酵母は菌の塊で生きていますが、酵素は触媒作用を持つたんぱく質を指します。
触媒とは、自身は変化させずに他の作用を促進させるものです。
酵素というと消化酵素を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、消化酵素の場合には「消化」を促進する酵素ということです。

ケフィアヨーグルトを自宅で作る方法

密封した容器での販売ができないケフィアは、日本のコンビニやスーパーなどでは販売されていません。
そのため、ケフィアの種菌を使って自宅で作るのが一般的です。

ケフィアの種菌は、インターネットなどで購入することができます。
有名な種菌としては、ロイヤルユキのスーパーケフィアヨーグルトやケフランのオリジナルケフィアなどが知られています。

作り方は製品によって異なる場合もありますが、基本的には牛乳などに種菌の粉末を加え、発酵が完了するのを待つと言う自家製ヨーグルトと同じ手順でできます。

豆乳でも作ることができる製品や、市販の牛乳パックをそのまま容器にできる製品などもあります。
ケフィアは発酵温度を25度前後に保つ必要があるので、季節によっては適温を保つためにヨーグルトメーカーなどを使用するのが良いでしょう。

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