普通のヨーグルトと飲むヨーグルトとの違いは何?
固形の食べるタイプのヨーグルトと飲むヨーグルトとは、もともとは同じヨーグルトなのですが、製法に違いがあります。
また製法に加えて、成分などにも少し違いが出る場合もあります。
この記事では、固形ヨーグルトと飲むヨーグルトとの製法、成分の違い、普通のヨーグルトから飲むヨーグルトを自分で作る方法について説明していきます。
目次
食べるヨーグルトと飲むヨーグルトの作り方の違い
通常の固形タイプの食べるヨーグルトと、飲むヨーグルトは同じヨーグルトですが、製造過程に違いがあります。
通常のヨーグルトは、乳酸菌の乳酸発酵や、寒天やゼラチンなどの凝固剤を使用することで液体の牛乳が固まっていきます。
飲むヨーグルトは、この固まったヨーグルトを機械で攪拌することで液体状のドリンクタイプのヨーグルトにします。
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飲むヨーグルトのほうがカロリーが高い?
飲むヨーグルトと固形タイプのヨーグルトは、基本的な成分に大きな差はありません。
ただ、飲むヨーグルトには、飲みやすくするために甘味料や果汁などを加えることもあります。
そうなると、カロリーが高いのではないかと気になりますよね。
実は、通常のヨーグルトであっても、飲むヨーグルトであってもカロリーや成分に大きな違いはありません。
しかし、夏場などの暑い時期は飲むヨーグルトのほうが飲みやすいということもあり、ついつい摂取量が増えてしまう可能性があります。
ビフィズス菌や乳酸菌が腸内環境に良くても、取りすぎるとその他の成分が過剰になってしまう可能性があります。
ヨーグルトの1日の摂取量の目安をもとに食べ過ぎ、飲み過ぎには注意したほうが良いでしょう。
飲むヨーグルトと固形ヨーグルトの乳酸菌量の違い
飲むヨーグルトも通常のヨーグルトとほぼ変わらない量の乳酸菌が入っています。
日本においては、ヨーグルトは発酵乳類という種類に分類され、乳酸菌などの菌が生きた状態で1mlに1,000万個以上含まれている必要があります。
製品によって違いはありますが、発酵乳であれば十分な乳酸菌が含まれている、と言えます。
ただし、乳酸菌飲料は条件が異なり1mlあたりに100万個以上の乳酸菌を含むものとされています。
飲むヨーグルトは自分でも作れる?
固形タイプのヨーグルトを、自宅でドリンクタイプにすることは可能です。
甘さなどを自分でコントロールしやすいので、市販の飲むヨーグルトの甘さが気になる方には自分で作るのもおすすめです。
普通のヨーグルトに牛乳や水などの液体を加えて混ぜるだけも、飲むヨーグルトに近い風味にすることができます。
自宅でより美味しく作るには、次のものを用意しましょう。
- ヨーグルト・・・100ml
- 牛乳(もしくは、水)・・・100ml
- レモン果汁(適量)
- グラニュー糖(適量)
作り方は、ヨーグルトにヨーグルトと同じ量、もしくはすこし少ない量の牛乳と、レモン果汁、グラニュー糖を入れ混ぜ合わせるだけです。
牛乳の代わりに水を使ってもできますが、牛乳のほうが風味がよくなります。
甘さはグラニュー糖やジャム、フルーツで足すことができるので、お好みで調整しましょう。
固形タイプのヨーグルトと飲むヨーグルトの違いのまとめ
ヨーグルトも飲むヨーグルトも、もともとは同じものであり、普通のヨーグルトを攪拌することでドリンクタイプのヨーグルトになります。
日本では、どちらも発酵乳に分類され、成分や含まれる乳酸菌数に決まりがあります。
カロリーに大きな違いはありませんが、飲むヨーグルトの場合には暑い時期に飲み過ぎてしまうことも多くなります。
ヨーグルト自体は健康食として知られていますが、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意したほうが良いでしょう。