レンジで作るホットヨーグルトとは?
ダイエットをしている方、健康維持に気を配っている方を中心にホットヨーグルトに関心が集まっています。
ホットヨーグルトとは、名前の通り温かいヨーグルトなのですが、作り方はとても簡単で電子レンジ温めるだけでできます。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内環境を整える働きがあります。
腸は栄養を吸収したり、免疫細胞が集中していたりするので、ダイエットだけでなく、美肌や健康の維持にも関係してきます。
ホットヨーグルトの作り方や、電子レンジで温める場合の注意点について説明していきます。
目次
ホットヨーグルトの作り方とレシピが知りたい!
ホットヨーグルトを作るのに最低限必要なものは、プレーンタイプのヨーグルトと電子レンジでの温めができる耐熱性の容器です。
ヨーグルトが入っている元々の容器野間までは電子レンジが使えないので、耐熱性の容器に移し替えましょう。
ヨーグルトは1日100g〜200g以上が摂取目安となりますが、ホットヨーグルトにする場合には多すぎると均等に温まらない原因になるので、100g程度で作るのが良いでしょう。
あとは、ラップをせずに600wの電子レンジの場合には、30秒から1分を目安にチンします。
ホットヨーグルトと言っても熱くするのではなく、人肌程度に温まれば大丈夫です。
電子レンジによって温まり方が違うので、まずは30秒で様子を見るのが良いでしょう。
温め終わったら、なめらかになるまで混ぜれば完成です。
好みによってはちみつなどを加えても大丈夫です。
電子レンジでヨーグルトを温める場合の注意点
ヨーグルトを電子レンジで温める場合には、加熱時間に注意が必要です。
加熱しすぎると、牛乳などが突沸するように耐熱容器から跳ねることがあります。
その他にも、水分が分離し食感が悪くなったり、乳酸菌へ影響が出たりという危険性もあります。
電子レンジは乳酸菌を死滅させる?
ヨーグルトは、生乳を乳酸菌が発酵させることでできます。
乳酸菌と言っても様々な種類があり、それぞれ活発に乳酸発酵を活発に行う温度が異なります。
一般的に乳酸菌は熱に弱いので、生きたまま腸に届けるには熱や酸に強い乳酸菌や、乳酸菌サプリメントなどのように耐熱性のカプセルを使用しているものを選ぶ必要ことが重要です。
電子レンジで温める場合も、器がすぐには持てない状態まで熱してしまうと乳酸菌が死んでしまう可能性が出てきます。
乳酸菌は何度まで耐えられる?温める時間の目安は?
通常のヨーグルトの乳酸菌は、40度程度で発酵を活発に行います。
しかし、40度を超えると乳酸発酵は徐々に抑制され、100度を超えるような温度ではすぐに死滅してしまうと言われています。
電子レンジで温める場合には、冷たくない温度(人肌程度)にするのがポイントです。
ホットヨーグルトを分離させないためのコツ
乳酸菌への影響のほかにも、加熱をしすぎるとヨーグルトの中の水分が分離してしまいます。
分離を防ぐには、加熱時間を守ることです。
500w、600wの電子レンジであれば30秒を目安に温めるのが良いでしょう。
30秒ではうまく温まらないと言う場合には、その後10秒ずつ温め時間を調整していきましょう。
また、電子レンジ以外では袋などに入れて湯煎することもできます。
お湯を沸かす手間や、温度が高くなりすぎるデメリットがありますが、満遍なくヨーグルト全体を温めることができます。
ホットヨーグルトはダイエットにも効果的?
ホットヨーグルトにはどのような効果があるのでしょうか。
ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌が含まれています。
それらには、腸内の善玉菌のエサになるので、腸内フローラを善玉菌が多い状態に近づけることができます。
腸内フローラが良好だと、便秘や下痢の症状の緩和にもつながります。
便秘が長い期間続き、体内に老廃物が溜まっていると老廃物から有害なガスが発生します。
そのため、便通を良くして、体内に老廃物を溜めないことは美容やダイエットにも関係があるのです。
ホットヨーグルトダイエットの方法とは?
ホットヨーグルトダイエットに厳しい制限はありません。
その分、糖質制限や置き換えダイエットなどのように摂取カロリーが減るわけではないので、ホットヨーグルト単体でのダイエットはおすすめしません。
朝食を食べる習慣がない場合には朝にホットヨーグルトを食べるようにしたり、便通に悩んでいる場合には腸のゴールデンタイム(22:00〜2:00)の前に食べるようにしたりするのが良いでしょう。
また、適度な運動や、正しい睡眠や食生活を心がけるようにしましょう。
朝食におすすめのホットヨーグルトのレシピ
腸の動きが良くないという場合には、まずはしっかりと食事をすることを意識しましょう。
最近では、朝食を抜く方も多いのですが、ダイエット中でも朝食を食べるようにしましょう。
朝食を食べないと午前中の活力が出ないだけでなく、昼食や夕食の量が増えたりと食事のバランスも悪くなってしまいます。
朝食に、もしくは朝食にプラスして試して見たいのが、トマトジュースを使ったホットヨーグルトです。
材料には特別なものは必要なく、プレーンヨーグルト、トマトジュース、少量の牛乳を加えて温めるだけです。
冷たい食品は、腸の蠕動運動を促進しすぎて下痢になる場合があります。
ホットヨーグルトはお腹を冷やさないので、通常のヨーグルトのように食べ過ぎてお腹を下すと言う心配も減ります。
また、ホットヨーグルトの方がカルシウムを効率良く吸収することができます。
電子レンジでヨーグルトの水切りをするときの注意点
ホットヨーグルト以外にも、電子レンジは水切りヨーグルトを作る時にも利用できます。
水切りヨーグルトとは、ヨーグルトに含まれる水分(乳清、ホエー)を抜いたものです。
キッチンペーパーなどに包んでじっくりと水分を抜いていくこともできますが、電子レンジで加熱することでヨーグルトから水分を分離させることもできます。
水切りヨーグルトはチーズのような味わいなので、料理などにも使えます。
ヨーグルトから出てきた水分は、乳清と言われるものです。
乳清は高タンパク、低脂肪の栄養が詰まった液体なので、分離させたホエーも料理などに使うのが良いでしょう。